藤井健悟さん「データアントレプレナーフェロープログラムを受講して」

新卒でコニカミノルタ株式会社に入社後、印刷機の設計・データ分析業務に従事。本講座を受講後は、社内のデータサイエンス部署に異動しデータ分析に従事し現在に至る。

「データアントレプレナーフェロープログラム(DEFP)」
文部科学省 科学技術人材育成費補助事業 データ関連人材育成プログラム(Doctoral program for Data-Related Innovation Expert: D-DRIVE)の採択を受けた データアントレプレナーコンソーシアム が開講する人材育成プログラムです。電気通信大学では、公益財団法人住友電工グループ社会貢献基金から大学講座寄付を受け、2015年度(平成27年度)より『データアントレプレナープログラム』(Data Entrepreneur Program: DEP)を開講しています。この取組みを包括的に発展させ、様々な分野の高いポテンシャルを持つ方に向けて、データサイエンスのトップレベル人材を育成します。

 

データアントレプレナーフェロープログラムを受講した理由は、もともと、業務の中でデータ分析を行っている中で、体系的に学びたいと思っていたからです。この講義には、統計学、機械学習モデルの実装、Kaggleなどのコンペティションを用いた講義、実データを使った分析プログラムなど、受講前に感じていた魅力的な内容が含まれていましたので、そこも受講を決めた理由の一つでもあります。

受講中は、毎週の講義と課題が1年間続き、業務と平行して進めるのは非常に大変でした。このプログラムでは、「とにかく手を動かしてみる」という点に重点を置いているので、毎週の予習と復習、課題の提出など、とにかく1年間休むことなくデータに触れるプログラムでした。プログラム修了後は大きな達成感があるプログラムでした。

他のデータサイエンス関連の研修も受講しましたが、このプログラムの魅力は、体系的な学習と、実データを使ったプログラムでデータ分析の一連の流れを学べる点にあります。また、受講生同士のグループワークが多く、受講生間のつながりができることも非常に魅力的でした。講師陣も非常に充実しており、他のプログラムでは教えてもらえないような内容も学習できる部分が非常に良い点かと思います。

受講後は、社内でのデータ分析プロジェクトに多くアサインされるようになり、現在は社内のデータサイエンス専門部署でデータ分析のプロジェクトを推進するまでにもなりました。また、社外でデータ分析関連の仕事を受けることもでき、自身のキャリアアップに大きく貢献したプログラムでした。

コードの実装に関して不安がある方でも丁寧なサポートもしてくれるので、まさに「データサイエンティストとしての素養を持ち、新たな価値を生むビジネスを創出できる人材」に近づくプログラムかと思いますので、このプログラムに興味がある方は是非受講した方が良いかと思います。