設楽幸生さん「文系&普段データ分析関連の仕事でない社会人の方にもおすすめ!」

上智大学文学部英文学科を卒業後、書籍編集者として出版社を3社勤務後フリーランスのライター&編集者に。現在はフィンテック系の証券会社に勤務。

「データアントレプレナーフェロープログラム(DEFP)」
文部科学省 科学技術人材育成費補助事業 データ関連人材育成プログラム(Doctoral program for Data-Related Innovation Expert: D-DRIVE)の採択を受けた データアントレプレナーコンソーシアム が開講する人材育成プログラムです。電気通信大学では、公益財団法人住友電工グループ社会貢献基金から大学講座寄付を受け、2015年度(平成27年度)より『データアントレプレナープログラム』(Data Entrepreneur Program: DEP)を開講しています。この取組みを包括的に発展させ、様々な分野の高いポテンシャルを持つ方に向けて、データサイエンスのトップレベル人材を育成します。

 

私はフィンテックの証券会社に勤務しながら、フリーランスの書籍&WEB記事の編集&ライターなのですが、このスキルにデータサイエンスの知見が加われば自分のマーケット価値が上がるのでないかと思い入学しました。

高校及び大学と文系で高等数学の知識はほぼありませんでしたが、レベルの高そうな数学や統計の知識が必要だと実感したので、入学3か月前に高校数学の教科書をすべて読み終えて入学に臨みました。この段階で統計検定2級レベルの知識は身につけていました。
Pythonでのデータ分析実装も、基本的なレベルの知識、基礎的なコードが書ける段階になってから臨みました。

入学してからとにかく大変だったのは、統計のe-ラーニングです。これが相当大変で、毎日始業前に早起きして2時間、2か月かけて取り組みました。大変でしたが、非常にやりがいのある内容でした。

また実際にリアルなデータを使ってデータ分析の講義をおこなうのですが、講師陣のレベルがかなり高く、かつ実践的なデータ分析を学ぶことができました。課題が結構ハードで社会人の方は覚悟して受講した方がいいですが、その分知識や技術が相当身につきます。

また、チームを組んで課題を解決する授業もいくつかあるのですが、実際のデータ分析の仕事も、一人でおこなうよりも複数人でチームになって進めていく機会が多いと聞きます。具体的にチームでのデータ分析の授業を受けると、データ分析の知識や技術だけではダメで、ビジネスにおける知識とか、その人が生きてきた色々な経験が役に立つことを身に沁みて感じます。データ分析はただのスキルや技術でなく、色々な要素がフュージョンされたものの上に成り立っているんだということをこの授業を通して実感することができます。

この授業を通してデータ分析を身につけることで、今から受講を考えている皆さんが今まで得たスキルや知識にデータ分析の知識が加わることで、市場においてよりレアな価値を持つビジネスパーソンになれると確信しています。