2024年度D×2プログラム修了生

(おおぎし まゆ)

(やまぐち れんと)

(やまさき ちひろ)

(とくたけ ゆう)

(いのうえ あゆか)
インタビュアー

原田 慧 先生
電気通信大学・教授。企業でのデータ分析やデータサイエンティストのマネジメントなどを経験した実務家教員。D×2プログラムの推進役。
D×2プログラムの印象と選んだ理由

——修士課程修了おめでとうございます。まずは修了した今の率直な感想を教えてください。
大岸:まだ修了した実感はあまりありません。データサイエンス関連の授業をもっと受けたかったし、もう少し大学院生でいたかった。
山口:僕も同感です、気がついたら終わっていたという感じ。
山﨑:え、もう社会人??と感じています。一瞬だった。
徳武:一日一日が充実していたので、体感は学部の4年間と同じくらいです。海外インターンに行ったのがもう2、3年前のことにも思えます。
井上:学部の比じゃない速さで終わった感じがします。あと修了できてよかった〜!
——あっという間だったと。その2年間の最初のところからお聞きしましょう。
皆さんは元々研究室と所属プログラムが決まっていた中で、大学院に進学する直前に「研究室はそのままでD×2プログラムというのも選べるよ」と案内されて、D×2プログラムを選んでくれました。最初にこの話を聞いた時にどう思いました?
徳武:正直、最初は斜に構えていました。大変失礼な話ですが、昨今の大学におけるデータサイエンス学部新設の流行に乗っかっているだけなのかなと思っていました。元々決まっていた経営・社会情報学プログラム+研究活動でもデータサイエンスは学べるのではないかと。
山口:僕も似た感想でしたね。初めて聞いた時は得体の知れないプログラムという印象でした。僕はメディア情報学プログラムの予定だったのですが、違いが何なのか良くわからなかった。
——確かに電通大には「データサイエンス」という言葉が流行る前から応用も含めてこの分野の研究室がたくさんありますよね。その中でD×2プログラムを選んだきっかけは何だったのでしょう?
大岸:私は他大学からの進学でD×2プログラムの評判なども聞いていませんでしたから、突然メディア情報学プログラム以外の選択肢が現れて驚きました。でも「海外インターンシップ」という選択肢を見て、一瞬でこのプログラムに入ることを決めました。元々学部生の時に留学に行きたいと思っていたのですが、コロナ禍で機会を失っていました。今後行く機会はないだろうと思っていたところに「海外インターンシップ」だったので。
徳武:僕も大学から補助を受けて海外インターンシップに行けるというのは魅力的だし、流行にのってるだけじゃない、本気なんだなと思いました。Kaggle Master(当時)の原田先生と一緒にコンペティションに挑戦する機会があることにも惹かれましたし、指導教員の後押しもありました。
——海外インターンシップが必修で、それを補助するというのは確かに思い切ったカリキュラムですね。
井上:私は、名前がかっこいいから、一期生というのがかっこいいから、データサイエンスに興味があったから、ですね。
——名前……、D×2(デンツー)ですか?
井上:「デザイン思考・データサイエンス」の方です。
——なるほど(笑)
山口:いろいろあるけど、一番は少数の一期生になれることだったと思います。なかなか希望して先駆者になれる機会はないので、かなりレアだと思った。あと逆張りなので誰もやってないことに結構魅力があるなと。
——実際に一期生らしい、チャレンジ精神あふれるメンバーが集まったなと思います。山﨑くんはデータサイエンス研究会やデータアントレプレナーフェロープログラムで、故斉藤史朗先生(※)との付き合いが長いんですよね。
山﨑:そうですね。自分はそもそも Kaggle をきっかけにデータサイエンスに興味をもっていて、その頃からお世話になっている故斉藤史朗先生が先導されるプログラムということがきっかけでした。データサイエンス、Kaggle、海外インターンと自分の興味分野とマッチしていて、あとは山口くんも言ったように一期生として新しいことにチャレンジできる環境が魅力でした。
※故斉藤史朗先生:電気通信大学のデータサイエンス教育に尽力された先生。「総合コミュニケーション科学」「データサイエンス演習」などのデータサイエンス系授業やデータアントレプレナーフェロープログラム(社会人向けデータサイエンス教育講座)を立ち上げられた。